村の神社「こま犬」修復 東日本大震災で被災、住民が協力

修復されたこま犬
東日本大震災で被災した中島村滑津の羽黒神社の入り口にあるこま犬が7日までに、住民有志の協力で修復された。
修復されたのは2組あるうち、鳥居に近い1組。石川町生まれの石工・小林和平が1933(昭和8)年に建立した。
氏子の小室精吉さんと小室清和さん(小室石材店)が修復作業に当たった。小林作のこま犬は平成初めの約30年前にも交通事故で壊れ、設置し直している。地域の安寧などを願い、精吉さんがほかの1組を建立した。
県南地方には高い石工技術で個性豊かに彫り上げられたこま犬が数多くあることから、住民らは多くの人たちに訪れてもらおうと期待を寄せている。
- 若松教育旅行、震災後最多784校 新型コロナ拡大の関東を回避
- さかなクン、常磐もの海産物のおいしさPR 3月4日動画公開
- 県外避難者2万8505人 前回調査比454人減少、福島県が発表
- 菅野君「世界的GKに」 JFAアカデミー福島、県内4人入校
- 「命宿る音色」届ける奇跡のピアノ Kiroro・金城さんコンサート
- 調律師・遠藤さん修理、熊本浸水ピアノも復活 子供たちに笑顔を
- 「4車線化」一部利用始まる 常磐道・いわき中央-四倉IC間
- 飯舘に復興願う「折りびな」届く 横浜の飯尾さん、ひな壇作製
- 「燃料の取り出し」完了 第1原発3号機、炉心溶融の3基で初
- 「復旧・復興事業」完成祝う 式典、JR広野駅東側地区を中心