新たに4件「震災伝承施設」に 福島県内、大震災の記録や教訓伝える
東日本大震災の記録や教訓を伝える「震災伝承施設」に、いわき市のいわき震災伝承みらい館など県内の4件が新たに登録されることが決まった。
県が双葉町に整備中の震災記録施設「東日本大震災・原子力災害伝承館」も完成後、登録される予定。
国や県などでつくる震災伝承ネットワーク協議会が17日までに、発表した。
震災伝承施設は震災伝承の特性を持った「第1分類」、震災伝承と訪問しやすさを兼ね備えた「第2分類」、理解しやすさを含め三つの特性を全て満たした「第3分類」が設けられている。
登録施設は欧米で博物館と認識される図柄と津波を表現したマークを活用できる。
同協議会は震災関連の遺構や資料館などを結ぶ伝承ロードの形成や周遊促進による地域活性化を図る。
県内登録施設次の通り。
▽第3分類=いわき震災伝承みらい館(いわき市)
▽第2分類=復興公営住宅城北団地(会津若松市)福島いこいの村なみえ(浪江町)一棟貸ヴィレッヂかわべり棟(三島町)
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