人口4000人超、町内居住率59%に 楢葉・避難解除5年

 

 東京電力福島第1原発事故で一時全町避難した楢葉町は5日、避難指示の解除から5年を迎える。

 楢葉町内に居住する人は、町の直近の集計値となる7月31日時点で4025人、避難者を含む人口に占める割合(町内居住率)は59.35%となった。2015(平成27)年9月5日の避難指示解除直後の居住人口(同10月20日時点)は321人だった。

 18年3月の町民への仮設住宅と民間借り上げ住宅の無償提供の終了や、同6月の公設民営商業施設の開設により、住民の帰還が加速。同9月30日時点の人口は3510人で町内居住率は50.21%となり、全町避難した自治体で初めて5割を超えた。

 一方、2年近くにわたり町内居住率が6割を超えない状況が続き、帰還の動きは頭打ち感も漂う。町は今後10年間の施策の最上位計画「第6次町勢振興計画」で移住政策を重視する方針で、2030年の居住人口の目標を5160人以上としている。