被災地を訪問、問題提起へ 立憲民主党震災復興本部が初会合

復興本部の活動方針を述べる玄葉本部長(右)=国会内
立憲民主党東日本大震災復興本部は13日、国会内で初会合を開き、被災地への訪問活動に乗り出す方針を決めた。
震災と東京電力福島第1原発事故から来年3月で10年となる被災地の実態を把握し、政府に問題点を指摘することで復興政策に反映させたい考えだ。
初会合に臨んだ枝野幸男代表は、震災当時に旧民主党政権の中枢を担っていた経緯に触れ「最後まで被災者に寄り添って復旧・復興を遂げなければならないという思いを共有している。先頭に立って被災地の声を受け止めたい」と述べた。
本部長に就任した副代表の玄葉光一郎元外相(衆院福島3区)も被災地の復興に関し「われわれは最終的な責任まで負わなければならない」と強調。「現場を歩き、政府が気付いていない部分を国会で指摘するのが一つの役割だ。(政府の復興施策を)チェックしながら、具体的な提案をしたい」と活動方針を示した。
初会合では役員を決め、福島県から小熊慎司衆院議員(比例東北)が副本部長、県連代表の金子恵美衆院議員(福島1区)が事務局長に就いた。
政府側から復興庁の概算要求や第1原発の処理水を巡る検討状況などについて説明を受けた。
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