余震の教訓後世に いわき・田人、井戸沢断層近くにイチョウ植樹

 
イチョウを植樹する住民ら=11日午後、いわき市田人町旅人

 いわき市田人町の住民らは11日、東日本大震災の余震で現れた「井戸沢断層」近くにイチョウを植樹した。10年前に余震が起きた午後5時16分には、土砂崩れで4人が亡くなった田人町石住地区に向かって黙とうをささげた。

 植樹は地震の教訓を後世に伝える井戸沢断層の保存活動として2013(平成25)年に始まり、今回が9回目。断層は同市田人町石住字綱木―旅人字唐沢間の地表約14キロにわたり現れた。今回は断層南端の休耕田に植樹した。

 植樹活動を主催する田人地域振興協議会の蛭田一会長(69)は「イチョウが末永く残ることで、地震の恐ろしさや防災の大切さが伝われば」と願った。