震災描いた映画「家路」のパネル展示 双葉の伝承館

 
パネル展示に見入る来館者

 東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)は16日、同館で2014(平成26)年に公開された震災をテーマにした映画「家路」の関連イベントを始めた。撮影当時と震災から10年以上が経過した現在の姿を比べ、被災地の移り変わりなどを発信する。来年1月31日まで。

 エントランスホールでは、作品を手掛けた久保田直監督がロケ地を再び訪れた際の映像の上映や「家路」のシーンを紹介するパネル展示が行われている。

 また、来年1月15日には映画の上映会、同22日には久保田監督らを招いたトークイベントも行われる。

 映画の舞台は、震災と東京電力福島第1原発事故後の本県。警戒区域となった故郷に20年ぶりに帰ってきた青年と、葛藤を抱える家族が絆を再生させていく物語で、出演は松山ケンイチさん、田中裕子さんら。撮影は13年、川内村や富岡町などで行われた。

 同館の担当者は「『震災から10年』の受け止め方は人それぞれ。映画を通し、被災地の今を考えてもらうきっかけになれば」と話した。問い合わせは同館(電話0240・23・4402)へ。