「ワクチン工場」地鎮祭 南相馬の工業団地、mRNA医薬品製造

 
くわ入れする藤沢社長

 南相馬市原町区の下太田工業団地に進出する医薬品受託製造アルカリス(千葉県)の遺伝物質メッセンジャーRNA(mRNA)に特化した医薬品・ワクチン製造工場の地鎮祭は12日、現地で行われた。mRNAは米ファイザー製など新型コロナウイルスのワクチンで注目される先端技術で、製造工場の建設は国内初。新型コロナのワクチン製造も計画している。

 約130人が出席。藤沢朋行社長がくわ入れし「高品質なmRNA医薬品を安定的に製造、供給することで、全世界のより多くの患者に画期的な治療薬、予防薬を行き届かせることに貢献できる」と述べた。井出孝利副知事、竹之下誠一福島医大理事長・学長らも出席した。

 同社によると、工場の敷地面積は2.3ヘクタール。原薬製造施設のほか、製剤、研究、物流の各施設を備え、医薬品やワクチン開発の注文を受けて開発から商用生産までを請け負う。原薬製造施設は2023年稼働予定で、製剤、研究、物流の各施設が全て完成するのは25年としている。23年までの投資額は約100億円。