処理水問題に関心を 浜通り高校生会議、寸劇やパネル討論で訴え

 
寸劇を通して処理水についての意見を発表する高校生

 Jヴィレッジで9日に開かれた「ふくしま浜通り高校生会議2022」の報告会では、寸劇やパネル討論も行われ、東京電力福島第1原発で発生する処理水について高校生が活発に意見を交わした。

 寸劇では高校生が先生や生徒などの役を演じ、国や東電、国民の間で理解醸成がうまく進んでいない現状を表現。会場の関係者に対し「いろいろな立場の人たちが『紡ぎ合い』の心を持って議論すればより良い方向に進むはずだ」と互いの立場を尊重した対話の重要性を訴えた。

 その上で、処理水の問題を巡っては「福島だけで終わる話ではない。世界中で関係する問題なのに、どうして無関心でいられるのか」と世間の関心のなさに疑問を投げかけた。

 パネル討論は新妻一真さん(原町2年)、武田隼輔さん(安積2年)、栃本龍生さん(白河2年)、石上琴乃さん(ふたば未来学園1年)の4人が登壇。「処理水から考える福島の未来」をテーマに意見を交わした。石上さんは「『将来を担う高校生だから』と若い世代に押し付けるのではなく、大人も一緒になって考えないといけない」と訴えた。新妻さんは「一度福島を出て、別の場所で知識を広げてから復興について考えるのも方法だ」と話した。