震災犠牲者に祈り 県神社庁、双葉で慰霊祭

慰霊祭で奉納された県雅楽会による舞
県神社庁は8日、双葉町中野の八幡神社に併設された合祭殿で、東日本大震災物故者慰霊祭を行い、約40人が故人の冥福を祈った。
神事では、県雅楽会による舞が奉納され、丹治正博庁長や同庁双葉支部の関係者らが玉串をささげた。丹治庁長は「犠牲になった御霊(みたま)の安寧と復興への祈りをささげる」とあいさつした。
同神社の合祭殿は震災と原発事故の影響で再建や参拝が難しい神社の神様を都度迎え、神事が行える施設として2021年9月に建てられた。合祭殿で慰霊祭が行われるのは昨年に続いて2回目。