浪江・国玉神社再建 7月に落成式、震災被害も地域再生に弾み

 
地域住民らの熱意によって再建された国玉神社=浪江町

 浪江町の国玉神社が東日本大震災の被害から再建され、7月17日に落成式が行われることが決まった。同神社は震災前、川添地区の住民に交流の場として親しまれており、再建により地域再生に弾みがつくことが期待される。

 同神社を巡っては、地区住民らが再建委員会を設立し、氏子と連携して復興を目指してきた。再建の費用として、100人を超える人から浄財が寄せられた。

 落成式の当日は、大事に保管されていたご神体が神社に戻され、浪江町川添芸能保存会による神楽が披露される。

 神社の再建を受け、8月14日には震災と東京電力福島第1原発事故により中断していた地区の盆踊りも復活する予定になっている。