初の「ならは百年祭」、こどもみこしで盛り上げ 新たな伝統に

 
初めての百年祭を盛り上げた「こどもみこし」

 福島県楢葉町の若者らが中心になってつくり上げた新たな夏のイベント「第1回ならは百年祭」は20日、同町のみんなの交流館ならはCANvas(キャンバス)周辺で開かれた。関係者は多彩な企画を通じて100年受け継がれる祭りに育てることを誓い合った。

 百年祭は、地域住民らでつくるプロジェクトチームが初めて企画した。「伝統・パフォーマンス」と「こども・あそび」「グルメ・酒・マルシェ」を3本柱にしたイベントで、40店舗を超える出店などを中心に雨天ながら多くの来場者でにぎわった。

 盛り上がりを見せたのは地元の小学生らが手作りした「こどもみこし」のお披露目で、会場に子どもたちの元気なかけ声が響いた。やぐらを中心に盆踊りや「ならは音頭」も行われ、最後は参加者が一緒に大地を踏みしめる「地固締め」で地域の絆を確かめ合った。