震災12年、犠牲者の鎮魂祈る 福島で「キャンドルナイト」

会場にともされたメッセージ付きのキャンドル=福島市
東日本大震災の追悼・復興行事「キャンドルナイト」が11日、福島市のまちなか広場で行われ、訪れた市民が犠牲者の鎮魂を祈った。県北地方振興局の主催。
県北地方の小学生や来場者が「忘れない」「ふくしま大好き」などのメッセージを書いたキャンドル約700本が「3・11」などの形に並べられた。
点灯式で参加者が黙とうをささげた後、2011年度に生まれた福島一小6年の菊田隼多君(11)、佐藤柚奈さん(12)ら児童15人が火をともした。菊田君は「『四季』と書いた。豊かな福島になってほしいと願いを込めた」、佐藤さんは「平和の思いをメッセージに込めた」と話した。