被災者の思い、天まで届け 南相馬、無線塔模したサーチライト

原町無線塔を光で再現した青いサーチライト=南相馬市原町区
東日本大震災の犠牲者の鎮魂と古里再生の願いを込めたイベント「光のモニュメント」が11日、南相馬市原町区の高見公園で行われた。市民が夜空に伸びる青いサーチライトに復興への願いを託した。
旧原町市のシンボル「原町無線塔」を光で再現して被災者の思いを天まで届けようと、実行委が2017年から実施している。須藤栄治代表は「これまで鎮魂と再生の光として行ってきたが、これからは再生と繁栄の光として、前向きな視点でともせるようにしたい」と語った。