震災不明者を捜索 いわき南署、岩間海岸で署員11人

 
行方不明者の手掛かりを捜す菅野巡査(左)と渡辺巡査

 いわき南署は、いわき市の岩間海岸で震災行方不明者の捜索活動を行った。

 江連俊治署長を含む11人の署員が参加。江連署長が「行方不明者の家族の思いを胸に、諦めずに捜索を続けたい」と訓示。署員は岩場の隙間や砂浜などを丁寧に調べ、行方不明者発見につながる手掛かりを捜した。

 県警察学校を1月に卒業した新人で、同署に配属された菅野隆成(りゅうせい)巡査(19)=田村市出身、渡辺優芽(ゆめ)巡査(同)=いわき市出身=の2人は「東日本大震災は警察官を志すきっかけになった出来事の一つ。力を尽くしたい」と話した。