今年はオンラインで震災追悼 7日、NY在住日本人ら

 

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から10年の節目を前に、米ニューヨーク在住の日本人や日系人らが7日午前10時(現地時間6日午後8時)、オンラインの震災追悼式典を行う。新型コロナウイルスの感染拡大で昨年に続き現地での追悼式は見送ったが、オンラインを通じて被災地への思いを届ける。

 震災後、ニューヨークで追悼式典を続けてきたフォローシップ フォー ジャパンの主催。毎年、現地の教会で追悼式を行ってきたが、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、直前に中止となった。

 今回のオンライン式典では、この10年間の式典での追悼の様子などを映像で紹介するほか、在ニューヨーク日本総領事・大使の山野内勘二氏、ジャパン・ソサエティー(NY)理事長のジョシュア・W・ウォーカー氏らがビデオ出演。福島市の絵本作家あきばたまみさんや相馬市のみなと保育園の園児らのメッセージなども紹介する。

 式典は動画配信サイト「ユーチューブ」で配信され、日本からも無料で視聴できる。申し込みは米オンラインチケットサービス「EventBrite」から「TOGETHER FOR 3・11」に申し込むか、当日に直接ユーチューブ(https://youtu.be/V‐uEPU1Asbk)で視聴できる。