福島復興へエール「飯舘までい大使」Yaeさんら演奏 MFJ音楽祭

 
Yaeさん(中央左)が歌声を響かせたステージ

 日本の古典曲や現代音楽を世界に紹介する「ミュージック・フロム・ジャパン」(MFJ)の音楽祭「これからの福島 震災・10年」は3日、福島市で開かれた。福島ゆかりの音楽家によるMFJオリジナルの委嘱作品6曲が披露され、聴衆が震災10年を振り返った。

 音楽による福島まち造り実行委員会の主催、MFJ、市、市振興公社の共催。

 シンガー・ソングライターで「飯舘村までい大使」のYaeさんの作品をはじめ、郡山市在住の作曲家岡部富士夫さん、福島大名誉教授の作曲家嶋津武仁さん、作曲家・ピアニスト鬼武みゆきさんの作品が披露された。県内出身者らでつくる「福島まち造りチェンバー・オーケストラ」が演奏した。

 コンサートに先立ち、昨年放送のNHK朝ドラ「エール」にちなんだ鼎談(ていだん)が行われ、「エール」制作統括の土屋勝裕さん、MFJの三浦尚之理事長、木幡浩市長が登壇し「復興10年・福島にエール」をテーマに意見を交わした。