「みらいへの手紙」220通発送 三春・遊学舎、5年前の企画展で募集

 
未来の自分に宛てた手紙。5年ぶりに届く

 東日本大震災から10年に合わせて、三春町の福島さくら遊学舎は10日までに、「みらいへの手紙を書こう 5年後のわたしへ」と題した企画で集まった手紙を書いた人の元に発送した。

 同施設は2016(平成28)年、企画展「みらいへの手紙~この道の途中から」を開催。震災の実話に基づいたアニメを活用、本県の現状を発信した。企画展では、5年後の自分に宛てた手紙を書くコーナーを設け、来場者から手紙を預かった。

 今回発送したのは約220通。担当者は「震災の記憶と復興への歩みを振り返るきっかけとしてほしい」と話している。