「上向いて」願い込め夜空にランタン 郡山・開成山陸上競技場

 
復興への願いを込めたランタンと花火が上がった会場=午後6時35分ごろ、郡山市・郡山ヒロセ開成山陸上競技場

 東日本大震災から10年となった11日、福島民友新聞社などでつくる実行委員会は郡山市の郡山ヒロセ開成山陸上競技場で「スカイランタン@ふくしま」を開き、参加者が復興への願いを込めてランタンを飛ばした。

 震災の記憶と教訓をつないでいこうと、地元紙とラジオ局が企画した。福島スバル自動車の特別協賛、県内30社の協賛で、市内外から約200人が参加した。参加者はそれぞれランタンを作り「どんな時も上を向こう」「福島の復興とコロナの終息がかないますように」などと願いを記した短冊をつるした。合図とともに約130個が放たれた。

 会場では、経済団体でつくる「3・11オールフォーワンこおりやま実行委員会」による追悼の花火も打ち上げられ、幻想的な光景が広がっていた。