鎮魂と復興へ、祈りの歌声と荘厳な音色 郡山で演奏会

 
鎮魂の音色を奏でたコンサート

 東日本大震災から10年の節目となった11日、郡山市内では犠牲者を追悼し、復興を願うさまざまな催しが行われた。

 鎮魂の祈りをささげるコンサート「3・11 郡山の祈り」は郡山市のユラックス熱海で開かれ、荘厳な響きが会場を包んだ。郡山文化協会や同市音楽連盟などでつくる実行委の主催、福島民友新聞社などの後援。

 同市内外の音楽愛好者らによる合唱団と管弦楽団合わせて約80人が同市音楽アドバイザーの佐藤守広さんの指揮でモーツァルトの「アヴェ ヴェルム コルプス」と「レクイエム」を演奏。渡辺奈保子さん(ソプラノ)と紅林美枝さん(アルト)結城博生さん(テノール)作田秀二さん(バス)も参加し、祈りの歌声を届けた。

 同市の中高校生による弦楽アンサンブル「キューティーストリングス」も出演し、美しい演奏を披露した。