取材の感動を紙面に ジャーナリストスクール、27日に成果発表

 
新聞に使う写真を選ぶ子ども記者ら

 県内の子どもたちが復興の現状などを取材、発信する「ジャーナリストスクール」は14日、いわき市のいわき海浜自然の家で2日目の活動を行った。参加者が記事を執筆し、それぞれの新聞を作った。県と「ふくしまの学び実行委員会」の主催、福島民友新聞社などの特別協力。

 「子ども記者」は2班に分かれ、南相馬市の福島ロボットテストフィールドと双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で前日に行った取材を基に記事を書いた。分かりやすい写真を選び、工夫した見出しを付け、読者の目を引くレイアウトのアイデアを出し合うなど、取材の驚きや感動を紙面上に表現した。

 実行委員長で元教員の武内義明さんらが講師として新聞作りのアドバイスをした。福島民友新聞社からは編集局の石川浩専門委員、加藤邦高編成部員が講師として参加している。最終日の27日は、子ども記者が作り上げた新聞を発表し、ジャーナリストの池上彰さんから講評を受ける。