「変化恐れずに行動」 いわきで女性活躍考えるトークイベント
女性活躍を考えるトークイベント「しなやかに生きる力」が12日、福島県いわき市で開かれた。パネル討論で、政府の国際女性会議「WAW!(ワウ)」有識者会合委員の石山純恵さん(福島市、クリフ社長)が、地域で女性の力を生かすためには社会の雰囲気を変える必要があるとし「一人一人が変化を恐れずに行動し、団結して声を上げなければならない」と述べた。
パネル討論には、オーガニックのコメ作りなどに取り組むボンド亜貴さん(会津若松市、Bond&Co.代表)と南相馬市小高区でシェアオフィスを営む和田智行さん(南相馬市、小高ワーカーズベース社長)も登壇。2人は、挑戦したいことがあればまず行動することの必要性を挙げ、女性が活躍することが当たり前の風土を醸成していくことが重要と訴えた。
パネル討論に先立ち、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代さんと、フラガールを養成する常磐音楽舞踊学院最高顧問のカレイナニ早川さんが、映画「フラガール」撮影時の思い出や福島への思いについて語った。
イベントは3月8日の「国際女性デー」にちなんで開かれた。読売新聞が運営する働く女性を応援するサイトOTEKOMACHI(大手小町)、福島民友新聞社、福島中央テレビ、読売新聞東北統括本部の主催。
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