中ロの巨大ガス事業、始動 経済、安保連携で蜜月

 
 ロシア極東アムール州・スバボードヌイにあるガスプロムの施設=11月29日(共同)

 【スバボードヌイ(ロシア極東アムール州)共同】ロシアが中国に天然ガスを輸送する全長約3千キロのパイプライン「シベリアの力」が完成し、2日に供給を開始した。米国への対抗姿勢で一致する中ロは経済や安全保障で連携を深めており、両国の蜜月ぶりを象徴する事業となりそうだ。

 経済をエネルギー産業に依存するロシアは、アジア太平洋諸国への輸出拡大や欧州でのシェア維持のため、ガス供給ルートの「東西」多角化を進めている。シベリアの力は30年にわたり年380億立方メートルのガスを供給する巨大事業だが、ロシアでは中国への輸出拡大でガスが買いたたかれる恐れが懸念されている。