iPS視細胞を世界初移植、神戸 目の難病治療、安全性を確認

 

 目の網膜にあり、入ってきた光を感じる視細胞が失われていく難病「網膜色素変性症」の患者に対し、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した細胞を移植する世界初の臨床研究を神戸市立神戸アイセンター病院が実施したことが15日、同病院への取材で分かった。

 視野が次第に狭まり、完全に失明することもあるこの病気の患者は国内に3万人前後とされ、治療法は未確立。今回は安全性の確認が目的で、既にかなり重い病状の患者が対象となった。このため視力の大幅な改善は期待できないが、将来の治療法確立に向けた第一歩となりそうだ。

 同病院は16日に記者会見し、手術の詳細について説明する。