川崎通り魔、二審も懲役28年 自首成立認めず、東京高裁

 

 川崎市宮前区のトンネルで2006年9月、帰宅途中の黒沼由理さん=当時(27)=が刺殺された通り魔事件で、殺人罪に問われた鈴木洋一被告(40)の控訴審判決で、東京高裁は16日、懲役28年とした一審横浜地裁の裁判員裁判判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。

 控訴審で弁護側は自首の成立を主張し、刑を軽くするよう求めたが、近藤宏子裁判長は、被告が自供する以前に、捜査機関によって被告の犯行とほぼ絞り込まれていたと指摘。「自首には当たらない」として退けた。

 判決によると、06年9月23日午前0時ごろ、宮前区のトンネル内の歩道で、黒沼さんの腹と胸を包丁で刺し殺害した。