不正論文「所長に過失」と調査委 国立循環器病研究センター

 

 国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)の研究論文2本で捏造や改ざんがあり2人が3月に懲戒処分を受けた問題で、調査委員会が1本の共著者だった望月直樹研究所長について、図の取り扱いで過失を認定していたことが9日、調査過程を記した内部文書で分かった。

 調査委(委員長・大阪大の仲野徹教授)は1月公表の報告書でこの図を問題視する一方、過失を理由に関与した人物は匿名とした。 研究所のトップには高い研究倫理が求められ、専門家は「不正と認定し、名前を公表すべきだった」と指摘する。

 センターは「公正な認定が行われたと考えている」としている。