労災認定基準を20年ぶりに改正 厚労省、脳・心臓疾患

 
 厚生労働省(中央合同庁舎第5号館)=東京都千代田区

 厚生労働省は14日、過労死を含む脳・心臓疾患の労災認定基準を2001年以来、20年ぶりに改正し、全国の労働局長に通知した。新たな基準では、残業時間がいわゆる「過労死ライン」に達していなくても、勤務が不規則であるなど労働時間以外の負荷がある場合は認定されやすくなる。

 これまでの基準では、脳出血や心筋梗塞などの脳・心臓疾患を発症する前の残業時間を重視。残業時間が発症前2~6カ月の平均で月80時間、直近1カ月間で100時間が「過労死ライン」とされ、これらを超えた場合は業務と発症との関連性が強いとみなされ、認定される可能性が高まる。