「黒い雨」189人が申請 広島市に被爆者手帳求め

 

 広島原爆の「黒い雨」を巡る訴訟で勝訴した原告らが被爆者健康手帳を取得し、政府が原告以外の被害者も救済する方針を示していることを受け、広島市在住の被害者が11日、市に手帳交付を集団申請した。市は代理による書類申請を合わせ189人分を受け付けた。

 被爆者認定の対象拡大には認定基準の改定が必要だが、厚生労働省と広島県、市の協議は難航しており、手帳交付の時期や全員に交付されるかどうかは不透明。県と市は遅くとも来年度当初には新制度を始めるよう求めている。

 市内の会場には直接申請の97人が訪れ、当時の体験や家族構成などを記入した書類を提出した。