首相、国家備蓄の石油放出表明

 
 石油の国家備蓄の一部を放出すると表明した岸田首相=24日午前、首相官邸

 岸田文雄首相は24日、原油価格の高騰を抑えるため、米国など各国と協調し国家備蓄の一部を放出する考えを明らかにした。官邸で記者団の取材に答えた。国家備蓄の数日分を売却し、流通量を一時的に増やす方向だ。価格抑制を目的とした放出は初めて。米国からの要請を受け、主要消費国の中国や英国、韓国、インドも足並みをそろえる見通しだが、投資家には効果を疑問視する見方があり、原油先物は、23日のニューヨーク市場と24日午前の東京市場でいずれも上昇した。

 バイデン米大統領は「原油価格を適正化するための取り組み」と強調、ガソリン価格が「下がるのに役立つだろう」と期待感を示した。