25年度の黒字化目標、変えず 基礎的財政収支で首相意向

 
 経済財政諮問会議であいさつする岸田首相(左)=14日午前、首相官邸

 内閣府は14日の経済財政諮問会議で、財政の健全度を示す国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の中長期見通しを示した。黒字化を目指している2025年度の収支は、高成長を実現すると仮定した場合でも1兆7千億円の赤字との試算だが、岸田首相は会議で25年度の達成について「変更が求められる状況にはないことが確認された」と述べ、維持する姿勢を示した。

 税収増加を受けて昨年7月の前回試算から赤字幅は縮小し、黒字の達成時期は1年前倒しして26年度と見込んだ。岸田首相は「新型コロナの危機を乗り越え、経済をしっかり立て直し、財政健全化に向けて取り組む」と強調した。