処理水の放出設備、本格着工

 
 東京電力福島第1原発

 東京電力は4日、福島第1原発でたまり続ける処理水の海洋放出に向け、海底トンネルの掘削など放出設備の本格工事を開始した。東電は来年春ごろの放出開始を目指しているが、今後の気象や海の状況次第で工事が遅れ、開始が夏ごろにずれ込む可能性があるとしている。

 工事は午前7時ごろ開始。処理水を沖合約1キロで放出する海底トンネルの工事では、5、6号機付近ですでに掘削を終えた立て坑(深さ約18メートル)の底に設置したシールドマシンの動作確認後、掘削を始めた。そのほか、処理水を放出設備まで移送する配管の敷設や、放出前に処理水を薄める海水を取るための港湾内工事を実施した。