島津製ら血液で認知症診断の実験 大分県臼杵市で

 
 記者会見する島津製作所の田中耕一エグゼクティブ・リサーチフェロー=22日午後、京都市

 島津製作所は22日、エーザイや大分大などと共同で、血液を分析して認知症診断につなげる研究の大規模な実証実験を大分県臼杵市で始めると発表した。地域のかかりつけ医の認知症診断に血液検査を組み込んだ場合の影響などを調べ、実用化に結びつけたい考え。

 島津製は血液の分析で得られる情報から、認知症の一種アルツハイマー病の原因とされるタンパク質「アミロイドベータ」の脳内の蓄積量を推定する技術を持つ。

 実証実験では臼杵市のかかりつけ医が認知機能低下がみられる患者100人を選び、島津製が血液を解析。認知症を疑う水準にあるか否かを患者に告知し、患者への心理的影響を調べる。