コロナ、炭素新素材で検出 迅速な高精度検査に期待

 
 「グラフェン」上の新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(研究チーム提供)

 唾液中の新型コロナウイルスを、炭素原子がごく薄いシート状に並んだ新素材「グラフェン」を使って検出する手法を大阪大の松本和彦教授らのチームが24日までに開発した。迅速で高精度の検査法開発につながることが期待され、松本教授は「家庭での気軽な検査が可能になる」と話している。

 チームは、ウイルスと結びつく抗体をグラフェン表面に付けた半導体素子を作製。電気を帯びたウイルスが抗体と結合すると、素子の電気的な特性が大きく変化するため、それを検知する。数十分でウイルスを検出できるという。

 発症前でウイルス量が少ない感染者の唾液でも検出が可能。