平和条約交渉の条件整わず ロシア高官、対日関係で

 
 ロシアのペスコフ大統領報道官=22年12月、モスクワ(ロイター=共同)

 ロシアのペスコフ大統領報道官は23日、北方領土問題を含む日本との平和条約締結交渉について「現時点では内容のある対話をする条件が整っていない」と述べ、否定的な見方を示した。インタファクス通信が伝えた。

 ペスコフ氏は記者団の質問に対し、日本が欧米の対ロ制裁に加わったことを念頭に「積極的にロシアの非友好国になった」と指摘。2国間関係で「日本側からの建設的な対応がまったく見られない」とし、この条件下で平和条約交渉は事実上不可能だと述べた。

 ロシアは、ウクライナ侵攻を理由に対ロ制裁を打ち出した日本政府に反発。昨年3月に平和条約締結交渉の中断を発表した。