韓国鉄鋼大手が4億円寄付 徴用工賠償肩代わり財団へ

ソウル市内にある韓国人元徴用工を象徴する像=6日(共同)
【ソウル共同】元徴用工訴訟問題の解決策を巡り、韓国鉄鋼大手ポスコは15日、韓国政府傘下の「日帝強制動員被害者支援財団」に40億ウォン(約4億円)を寄付したと明らかにした。韓国政府は、同財団に日本企業の賠償を肩代わりさせる解決策を発表し、財源は民間企業の自発的な寄付でまかなうとしていた。
ポスコは1965年の日韓請求権協定で日本の経済協力資金を受けた。同社のほか、在韓米商工会議所や在日本大韓民国民団(民団)の幹部ら在日韓国人が個人で寄付する意向を示している。韓国政府は、日本企業からの寄付金拠出に期待を示している。