劇場空爆1年「ロシア許さぬ」

ろうそくに火をともし、犠牲者を追悼する人たち=16日、キーウ(共同)
【キーウ共同】ウクライナ東部ドネツク州マリウポリで、避難者が身を寄せていた劇場がロシア軍に空爆されてから16日で1年たった。ウクライナの9都市で同日、追悼式典が開かれ、首都キーウ(キエフ)の国立歌劇場前ではマリウポリの市民らが「悲劇を忘れず、ロシアを許さない」と声を張り上げた。
ゼレンスキー大統領はビデオ声明で「悪魔の国家が責任を取るべきだ」と非難した。
キーウの式典では、マリウポリの劇場脇の地面に攻撃を避けるためロシア語で大きく書かれた「子どもたち」の文字を再現。文字に沿ってろうそくに火をともした。友人を亡くしたマリウポリ出身のディアナちゃん(4)は自作の置物をささげた。