ウクライナ、東欧3カ国と対立

 
 ジュネーブにあるWTO本部=2022年10月(ロイター=共同)

 【ブリュッセル、ウィーン共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナが自国産穀物の輸出を巡り、武器支援国のポーランドなど近隣の東欧諸国と対立を深めている。ウクライナは18日、輸入規制を続ける東欧3カ国を世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表。ウクライナとの連帯を強調してきたドイツやフランスは3カ国を批判、欧州連合(EU)の足並みの乱れが浮き彫りになった。

 EUは、安価なウクライナ産穀物の流入による農家への打撃を懸念するポーランドとブルガリア、ハンガリー、スロバキア、ルーマニアの5カ国に限定し輸入規制を容認してきた。EUが15日に規制を解除したことを受けポーランド、ハンガリー、スロバキアは独自の規制継続を表明した。

 3カ国の規制はこれまでのEUのものと同様に、経由地としてウクライナ産穀物の自国通過を認めている。

 3カ国のうちポーランドは来月15日に下院選を控え、政府は自国農家の保護を優先させる姿勢を鮮明にしている。ルーマニアは規制を延長するかどうか決めていない。ブルガリアは延長しない方針を示していた。