NY円下落、一時149円台 米大幅利下げ観測後退で

10/05 07:10

 一時1ドル=149円台付近の円相場を示すモニター=5日午前、東京・東新橋

 【ニューヨーク共同】4日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=149円01銭を付けた。8月中旬以来、約1カ月半ぶりの円安ドル高水準。堅調な米雇用統計を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げの観測が後退し、円売りドル買いが進んだ。

 午後5時現在は前日比1円66銭円安ドル高の1ドル=148円58~68銭。ユーロは1ユーロ=1・0971~81ドル、163円15~25銭。

 朝方発表された9月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数の伸びが市場予想を大幅に上回った。米経済への楽観的な見方から、FRBの利下げペースが緩やかになるとの観測が広がった。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line