【ニューヨーク共同】2015年3月、千葉県の成田山新勝寺と香取神宮で油のような液体をまいたとして建造物損壊容疑で千葉県警が逮捕状を取った米国に住む日本国籍の男(63)について、米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は11日、身柄引き渡しを巡る連邦高裁の訴訟が大詰めを迎え、近く日本に引き渡される可能性があると報じた。
男はニューヨーク在住の著名な産婦人科医で、日本の宗教団体の創始者。米国の永住権を持っている。
同紙によると、代理人弁護士は建造物損壊の容疑を否認し「聖書に基づき施設を浄化した」などと主張。ニューヨークの連邦地裁は引き渡しを認める決定を下したが、男の側が上訴した。
