ゲーム大手のセガ(東京)は12日、国内の正社員の基本給を2026年4月から平均約10%引き上げると発表した。大卒初任給も従来の30万円から33万円に上げる。物価高に対応し、優秀な人材の確保につなげる狙い。
基本給を底上げするベースアップ(ベア)のほか、賞与の一部を基本給に組み替えることなどで水準を引き上げる。セガは初任給について「ゲーム業界としては最高水準になる」としている。
ゲーム業界では海外を含めた競争激化で人材獲得の重要性が増しており、他社でも給与を引き上げる動きが出ている。セガは23年にも正社員の年収を平均約15%引き上げ、大卒の初任給を30万円に上げていた。
