名古屋市が、ホテルや旅館の宿泊客に課す「宿泊税」の導入を検討することが14日、分かった。自民党市議団が13日、広沢一郎市長に導入を提言。広沢氏は記者団の取材に「名古屋でも取り組みたい。今の財政状況からすると、早めに税収を伸ばしていきたい」と前向きな姿勢を示した。
使い道は観光振興などを想定しており、宿泊業の関係者らとも意見交換を進め、是非や実施時期、金額を判断する。
市によると、市内の宿泊客は年間延べ約1千万人。試算では、仮に1泊200円の宿泊税を課せば、20億円程度の税収が見込めることになる。
