【サンパウロ共同】チリで16日、左派ボリッチ大統領の任期満了に伴う大統領選が実施された。地元メディアによると、8人の候補者はいずれも過半数の得票に届かず、左派、与党連合のジャネット・ハラ前労働・社会保障相(51)と右派、共和党のホセアントニオ・カスト元下院議員(59)が12月14日の決選投票に進む見通しとなった。
対米関係や治安対策が主な争点になった。現職の連続再選は認められておらずボリッチ氏は出馬していない。
ハラ氏は労相として一翼を担ったボリッチ政権の路線継承を主張し、トランプ米政権との過度な対立は避けたい意向。
カスト氏は、トランプ大統領を慕い、関係強化を図る構えだ。
