乾燥大麻３１キロ密輸疑いで逮捕　関空で過去最多、ベトナムの２人

　関西空港から乾燥大麻３１・１キロ（末端価格約１億５千万円）を密輸したとして、大阪府警は２日までに、麻薬取締法違反（営利目的輸入）などの疑いでベトナム国籍の女２人を逮捕し送検した。大阪税関によると、同空港での押収量としては過去最多。

　２人のスマホに秘匿性の高いアプリを通じた指示役とのやりとりが残っており、府警は組織的犯行とみて捜査を進める。

　逮捕されたのは茨城県つくば市、会社員タ・ティ・リン（２６）と埼玉県戸田市、同ホアン・トゥイ・ティエン（２５）の両容疑者。府警は２人の認否を明らかにしていない。

　逮捕容疑は１０月１２日、タイから乾燥大麻８９包をスーツケース４個に隠して航空機で密輸した疑い。