北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)の再稼働に反対する道内の市民団体は2日、鈴木直道知事に対し、道民の意見を十分に聞かないまま再稼働への同意を拙速に最終判断しないよう求める文書を道庁に提出した。
鈴木知事は先月28日の道議会一般質問で「原発の活用は当面取り得る現実的な選択と考えている」と答弁し、再稼働を容認する考えを示した。道議会での質疑なども踏まえて最終的に判断するとしている。
文書では、北海道主催の説明会では北海道電や国の見解を聞かされただけで、会場で寄せられた意見などの行方も不透明だと指摘。「道民の意見を聞いたことには全くならない」と強調した。
