日本維新の会の政党支部「日本維新の会国会議員団」が2024年、東京・赤坂のスナックに「会合費」として計約27万7千円を政治資金から支出していたことが3日、政治資金収支報告書から分かった。
担当者は「政治活動のための情報交換の場で、政治資金としての支出は適正だと考えている。批判があるようならば、今後の対応については幹部で話し合いたい」とした。同様の支出は自民党の上野賢一郎厚生労働相の資金管理団体でも判明している。
国会議員団は24年、日本維新の会本部から、税金が原資の政党交付金計2千万円を受け取った。政党交付金使途等報告書には、国会議員団がスナック代に政党交付金を充てたとの記載はなかったものの、公金を受け取る政党支部として丁寧な説明が求められそうだ。
スナックやラウンジへの政治資金の支出はこれまでも問題視されてきた。
収支報告書によると、国会議員団は24年8月に約12万円、同11月に約15万6千円をそれぞれ同じスナックに支払っていた。収支報告書提出時の代表は前原誠司衆院議員だった。
