楽天グループは9日、タクシーの配車や食品の宅配を手がけるウーバーの日本法人との連携を強化したと発表した。ウーバーを利用する時に楽天ポイントが得られる機会を増やす。楽天はポイント経済圏を拡大でき、ウーバーは楽天会員による利用増を見込む。
対象となるのはタクシー配車や一部地域でライドシェアをしているウーバーと、食品宅配ウーバーイーツのアプリ。両方ともすでに楽天ペイでの支払い時にポイントが付いていたが、9日からはID連携をすれば他の決済手段でもポイントを付与する。
東京都内で記者会見した楽天の三木谷浩史会長兼社長は「ウーバーと、楽天の人工知能(AI)を掛け合わせてさまざまな可能性を広げたい」と話した。利用者情報を共有した上で、新たなサービスを始めることも視野にいれているという。
