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自維、衆院定数削減法成立へ努力 野党、献金議論優先の方針変えず

2025/12/09 18:16

 自民党の鈴木俊一、日本維新の会の中司宏両幹事長は9日、自民党本部で会談し、両党が衆院に共同提出した衆院議員定数削減法案について、今国会での成立に向け努力を続ける方針を確認した。与党は定数削減法案の審議入りを求めたが、野党は先に審議入りしている企業・団体献金の扱いに関する政治資金規正法改正案の議論を優先する方針を変えなかった。17日までの今国会会期内の成立は厳しさを増した。

 会談で中司氏は、定数削減法案の採決を急いでほしいと訴え、衆院政治改革特別委員会に付託し、成立に向けて審議を進めるよう主張した。鈴木氏は特別委理事らと連絡を取りながら対応していると説明した。

 鈴木氏はこれに先立つ記者会見で、定数削減法案に関し「今国会中で成立させたいとの思いは変わらない。今の段階では国会会期を延長することではない」と述べた。

 与党は衆院政治改革特別委理事会で規正法改正案に加え、定数削減法案を審議するよう提案。立憲民主党など野党は「いま審議している法案を処理するのが原則だ」と拒否し、折り合わなかった。

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