「THE THREE BILLY GOATS GRUFF」(三びきのやぎのがらがらどん) ―vol.05

 
作・絵:マーシャ・ブラウン 訳:瀬田貞二 吹込:渡辺美佐子/エリザベス・ハンドーヴァー ラボ教育センター(ラボ出版) 価格:2,750円

 澄みきった空が高くなり読書を楽しむ季節となりました。今月のお話はノルウェーの昔話『THE THREE BILLY GOATS GRUFF(三びきのやぎのがらがらどん)』。アメリカの絵本作家マーシャ・ブラウンの迫力ある絵本です。

 「がらがらどん」という同じ名前の三匹のやぎは、山の草場で太ろうと山へ登っていきます。途中に谷川があり橋を渡らなければなりません。ところが橋の下には気味の悪い大きなトロル(北欧の昔話によく登場する妖精)が住んでいます。小さいやぎから順番に渡りますが、トロルは決まって
 「Now, I'm coming to gobble you up!」
 (ようし、きさまを ひとのみにしてやろう)
と怒鳴ります。小さいやぎと二番目のやぎは知恵と勇気を振りしぼり、「次にやってくるやぎは自分より大きい」といって見逃してもらいます。最後にやってきたのは一番大きいやぎのがらがらどん。
 「Well, come along! I've got two spears,」
 (さあこい! こっちにゃ 二ほんの やりが ある)
 「And I'll poke your eyeballs out at your ears.」 
 (これで めだまは でんがくざし)
 「I've got besides two great big stones,」
 (おまけに、おおきな いしも 二つ ある)
 「And I'll crush you to bits, body and bones.」
 (にくも ほねも こなごなに ふみくだくぞ!)
と強烈なことばを言い放ち、果敢にトロルに勝負を挑みます。さあ勝負はどうなってしまうのでしょうか。

 私の英語教室ラボ・パーティでは、子どもたちが三びきのやぎやトロルになって劇活動をします。この物語にはくり返しのセリフが多く、トロルのセリフも英語の音の響きがおもしろいので、大きな声でセリフを言っています。みなさんのご家庭でもお子さんと一緒に、この絵本をもとにごっこ遊びをしてみてください。小さいやぎが大きいトロルをやっつける展開には、子どもも大人もワクワクします。

 ラボ・パーティ講師 佐藤暁子 福島市出身、在住。絵本を通して英語力・社会力・コミュニケーション力を育てる「ラボ・パーティ」(本部・東京)の教室「ラボ佐藤パーティ」を2001年開講。趣味は舞台鑑賞。ラボ国際交流ボランティアリーダー。県内にラボ・パーティは17カ所あります。