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地域の子育て支援 いわきに企業主導型保育所、22年4月開園目標

 
新しい保育施設整備を誓う(左から)猪狩社長、楠理事長、庄司社長

 いわき市の学校法人まこと学園は、同市の東洋システム、常磐共同ガスと共同で2022年4月開園を目標に企業主導型保育所「まことルンビニー保育園」を整備する。3者は25日までに、同市のまこと幼稚園で概要発表を行い、地域の子育て支援や災害時対応の拠点など、民間ができる教育と地域貢献の在り方を提案した。

 施設は、内閣府の補助を受けて認可外保育施設として整備する。従業員の働き方に応じた柔軟な保育実現と待機児童対策という事業本来の趣旨に、3者の強みを盛り込む。地域交流室を備え、子育て親子や地域住民との交流、支援の場を設ける。

 昨年12月末に認可がほぼ決まった。建物は、同市常磐下船尾に整備予定。園児数は0~2歳児20人で、提携事業所の子どものほか一部を地域からも受け入れる。働く親の支援として、病気の回復期でまだ集団生活は困難という子どもを受け入れる病後児保育も行う。

 東洋システムと常磐共同ガスは、国産の太陽光発電設備とリチウムイオン蓄電池を整備するなど環境問題に配慮しつつ、防災拠点としての機能を持たせる考え。災害時には、両社の備蓄食糧などを地域住民に配布できる場所にする。

 協力を決めた東洋システムの庄司秀樹社長は「安心して企業経営できるのは教育と地域のおかげ」と理由を述べた。また、常磐共同ガスの猪狩謙二社長は「多くの企業に賛同してほしい」と働き方改革の一つの取り組み方として呼び掛けた。

 4月に70周年を迎える同法人の楠洋興理事長は「安心して子どもを預けられる環境、そして教育を通した地域活性化に貢献したい」と話した。

 提携などの問い合わせはまこと幼稚園(電話0246・44・2551)へ。