子育てNIE

赤ちゃんといっしょに...若松の施設・飲食店マップ 33カ所を紹介

 
完成したあいづわかまつ子連れおでかけマップ

 任意団体「赤ちゃんとみんなのサロンの会」と会津若松市などは、親子で楽しめる市内のレジャー施設や飲食店などを紹介する「あいづわかまつ子連れおでかけマップ」を完成させた。同市の会津稽古堂で27日、完成報告会と意見交換会が開かれた。

 子連れで利用できる施設が周知されていないという親の声を受け、マップ作製に取りかかった。昨年7月から定期的にワークショップを開き、実際に市内を散策するなどしてお薦めの場所の情報を集めた。

 マップは紙と、市の公式アプリ「ペコミン」や同マップのホームページで見られるウェブ版を作製した。紙のマップには、飲食店やレジャー施設など33カ所がイラスト付きで紹介されている。駐車場やおむつ替えの場所など親子連れに役立つ情報も記載されている。ウェブ版では、紙のマップには掲載していない場所の情報を見ることができる。

 1万2千枚を作製し、同市を中心に会津地域の小学校や飲食店などに配布する。サロンの会の後藤涼子代表(43)は「子育て中の母親がお薦めした店舗は安心感がある。今後もお店の紹介を更新していきたい」と笑顔で話した。

 意見交換会では、同市の室井照平市長らがマップの活用方法などについて話し合った。室井市長は「転勤で来た人は居場所がなく、子育てに関する悩みなどを抱えている。今度一緒にここへ行こうなど、(交流をつくる)温かい使い方をしてもらるように努力を続けないといけない」と話した。