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小中校コミュニティースクール、24年度までに全校導入へ 二本松市

 

 二本松市の3月議会は3日、代表質問を行い、平塚與志一(真誠会)本多俊昭(令和創生の会)野地久夫(市政刷新会議)安斎政保(市政会)斎藤広二(共産)の5議員が登壇した。

 市教委は2024年度までに、学校運営に地域住民らが参加するコミュニティースクールを市内全ての小中学校に導入する。地域社会と協力し、未来の担い手となる子どもたちの成長を促す教育環境を整える。丹野学教育長が安斎議員の質問に答えた。

 同スクールは、地方教育行政の組織運営に関する法改正や、新学習指導要領に盛り込まれた新たな仕組み。学校運営の基本方針を、保護者と住民らによる学校運営協議会に諮り、学校と地域が方針を共有して学校教育を進める。

 本年度、大平小で先行して導入した。同協議会を開催し、公民館の調整で住民が学校行事にボランティア参加するなどした。

 丹野教育長は「地域と学校が課題、目標を共有したことで、教育活動の充実と地域社会との関わりを深めることができた」と成果を示した。

 新年度は塩沢小など6校で導入する予定。導入校では、参加者の負担軽減に配慮しながら年4回程度、学校運営協議会を開催して教育方針を定め、学校を運営する。成果と課題を分析し、他地域にも反映させる。

 導入計画

 2022年度=塩沢小、岳下小、安達太良小、川崎小、石井小、東和中学区(東和小、東和中)▽23年度=二本松南小、二本松北小、杉田小、原瀬小、渋川小、油井小、小浜中学区(小浜小、小浜中)岩代中学区(旭小、新殿小、岩代中)▽24年度=二本松一中、二本松二中、二本松三中、安達中